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血圧を測る際にはカフを巻く部位を心臓の高さと同じする必要があります

夜間でも測定できる電子タイプも登場

心臓が持つポンプ作用によって血液が全身へ送り出されるときに作られる血管壁に加わる圧力が血圧です。

血圧は、心臓の収縮力や機能、左心室から送り出される血液量(心拍出量)、末梢の血管の状態、動脈壁の弾力性、血液の粘稠度などを総合的に示し、患者の身体の状態を知るうえで重要であり、診断や治療に欠かせない指標となります。

血圧の測定を行う際、心臓の高さと血圧計を置く市を同じ高さにする必要はありませんが、血圧は常に静水圧の影響を受けるため、マンシェット(カフ)を巻く測定部位を心臓の高さと同じにする必要があります。

なお、日本高血圧学会による血圧の分類と高血圧の基準は下のグラフの通りで、同学会からは治療ガイドラインが発表されており、医師はこのガイドラインに沿って診断、治療を行うことになります。

2009年発表の指標

測定にあたっては、一般的に水銀血圧計(リバロッチ型)の使用頻度が高くなっていますが、訪問看護ステーションや高齢者施設では、アネロイド血圧計(タイコス型)も使用されています。

近年、臨床では電子血圧計を使用している医療機関が増えています。電子タイプのものには数種類がありますが、エレマーノ血圧計は、モーター音がしないため夜間でも静かに測定が行えるというメリットがあります。

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